田尻先生
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Q.7 板書とは、「先生が生徒にとって大切であると思った情報を書いたもの」ですが、それを写すだけでは力がつきません。外国語学習のプロセスで欠かせないのは、たっぷり練習し、間違い、それを知り、修正していくことです。板書は、「修正」の部分で活躍します。 例えば、生徒が He playing tennis. という間違った文を書いたとき、先生が「is が抜けているよ」と言ってしまえば、その生徒は学習をしたことにはなりません。一方、「あー、おしい!1カ所だけミスがあるよ。1年の2月頃に黒板に書いたんだけどな。」と言うと、生徒はノートを開いてそのページを探します。(その際、毎日ノートに日付を書かせておくと便利です。そうすることで生徒は自然に曜日と日付を表す表現を覚えますので、一石二鳥です。)現在進行形のまとめのページを見つけた生徒は、「あー、わかった!」と言って、is を加えて先生に答えを再チェックしてもらうでしょう。そこで先生が「おー、正解!素晴らしい。」と言うと生徒はとても喜びます。このとき生徒は、「やった、自力で直したぞ!」という誇らしい気持ちになり、それが彼らのさらなる英語学習の意欲をかき立てるのです。 つまり、板書を写したノートは「間違ったとき、わからないときに参照するもの」であり、何度も見てこそ写した価値があるものなのです。しかし、板書の量が増えれば増えるほど生徒のノートは増え、いつしか以前のノートをなくしたり捨ててしまいます。それでは、板書を写す意味がありません。ならば、板書をやめてプリントにして渡すのも1つの方法です。そうすると板書を写す時間をカットし、その分を習熟のための練習に費やすことができますし、分からなかったり間違ったりするたびにそのプリントを見ると、生徒の理解は深まっていきます。
Q.10 学力達成度調査やCRT等の試験結果から、今年の○年生は実力があるとか、周囲の先生方は評価をしますが、英語の実力を測るものとは一体何が、どのように達成されたら、実力が上がったといえるのでしょうか?点数だけでは測れないものもありますし、採点基準によってもかなり偏りがあると思われます。そのあたりを教えていただけないでしょうか?業者テストで、市内の学校を比較して、一喜一憂するのはどのようなものかと考えます。よろしくお願いします。
Q.18  テストの作り方、成績のつけ方にいつも悩んでいます。「成績のつけ方を明らかにする」ということについて、もう少しお話しいただけませんか?また、魅力的な外部研修があっても、気軽に参加できる状況にありません。自分で研究するために何か参考になる書籍などがあれば紹介していただけませんか?
Q.22 田尻先生が実践されていた「『Talk and Talk(正進社)』を用いたインタビューテスト」を実施しているのですが、なかなかうまくいきません。私の場合、「ALTがAさんの質問をし、Bさん役の生徒が答える。そのあと役割を交代し、生徒がAさんの質問をし、Bさん役のALTが答える。」という形式で行っているのですが、田尻先生が行っていたインタビューテストの詳細を教えていただけますか?
Q.24 田尻先生の評価方法を見ていると、期末テストや『Talk and Talk』(正進社)、インタビューテストなどを評価をする際に活用されているようですが、関心・意欲・態度、知識・理解、思考・判断、技能・表現はどのように評価されていますか?

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