田尻先生
私のギネスブック

 これは、"△ is the ○est □ that I have ever 〜." という文型の練習です。『Talk and Talk Book 3』で扱っているもので、料理、ラーメン屋さん、ラーメンの種類、寿司の種類、自分が作ることができる料理、スポーツ、映画、テレビ番組、音楽、本、ホームページなど、さまざまな部門で自分が一番好きなものをこの文型に当てはめて表現します。この活動の狙いは、形容詞の最上級、関係代名詞目的格、現在完了経験の総復習です。

 "the ○est □ that I have ever 動詞過去分詞" は、主語にも補語にもなり得ることを教えます。関係代名詞節は、名詞の固まりであることを認識させるには、繰り返し、繰り返し考えさせるしかありません。

 中3は後置修飾が最重要テーマですので、名詞節の感覚を身につけるために、「私の理想像」で紹介してある「へえ」と「が(どうしたの)?」の練習を、時機をとらえてたっぷりやってあげるべきだと思います。

 なお、カーペンターズの "I Need To Be In Love" の冒頭の1文はこの構文ですが、関係代名詞 that が抜けていますので、生徒に「なぜ抜けているんだろうね」と尋ねると面白いですよ(私の生徒は、that を入れると曲に合わなくなるからだろうと言いました)。また、両者を比較することで、目的格の関係代名詞は省略できることに気づかせることもできます。いずれにしても、ある程度この構造の文に慣れたころに使った方がよいと思われます。

 
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