田尻先生
私の理想像

 Talk and Talk Book 3にある、主格の関係代名詞whoの活動です。まず、この活動をする前には、fruit basket をやります。関係代名詞節は、最初から文の中で使わせるより、名詞節として練習して、それから文の中に入れる方が生徒には理解しやすくなるからです。someone who lives in Higashi-Hida とか、someone who wears glasses など、まずどう言えばだれが立ち上がるかを考えさせ、そこで関係代名詞の使い方をつかませます。

 そのあとで、fruit basket で練習した“someone who 〜”は文ではなく、SVCやSVOのS、C、Oの場所で使える名詞節であることを教えます。ただし、SVOなどという言葉は使わず、「『だれ何が/は⇒どうする⇒だれ何を/に』の『だれ何が/は』や『だれ何を/に』の場所」とか、名詞節は「名詞の固まり」というふうに、生徒にとってわかりやすい言葉を使います。

 そして、以下の3つに関して自分の考えを書かせます。

  A really great teacher is someone who …
  My ideal parent is someone who …
  My favorite type of boy (girl) is someone who …

 主格の関係代名詞whoは「もうちょっと詳しく説明するとその人は」という意味で、直前の人物をさらに詳しく説明するときに使うこと、その人物は、YumiやJohnなどのような固有名詞ではなく、boy, woman, student のような普通名詞であること、whoは主語の働きをするので、その直後には動詞(句)が来ることなどを確認します。

 次に、以下のような問題をやらせて、英語の感覚を身につけさせます。

 次の各英語を読み、文が終わったと思ったら「へえ」、まだ終わっていないと思ったら、「が(どうしたの)?」を( )内に書きましょう。

 1. A boy who lives in Higashi-Hida. (      )
 2. A boy lives in Higashi-Hida. (      )
 3. A boy who lives in Higashi-Hida won the championship in Kendo. (      )
 4. That girl who is playing tennis there. (      )
 5. That girl is playing tennis there. (      )
 6. I know that girl who is playing tennis there. (      )

 最後に、「本当にすごい先生」「私の理想の親」「私の大好きなタイプの男の子/女の子」に関して、話を発展させていきます。このように生徒が実際に書いた作品は、教師にとっても一生の宝物となります。

 
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