田尻先生
電話での道案内

道案内の発展編です。まず教師が生徒にニューヨーク、ロンドン、シドニーなどの地図を渡し、その生徒がどこにいるかを地図上にマークをするなどして指定します。生徒はその地図を片手に、内線を使って別の部屋に待機しているALTに電話をかけます。ALTは自分がいる場所を伝え、生徒にそこまで来てくれるよう言います。生徒は "How can I get there?" や "Would you tell me the way to 〜?"と尋ね、ALTの説明を聞きながら矢印や線で自分が行くべき経路をメモします。ALTの道案内が終わったら、メモを手がかりに自分がどう行けばいいのかを英語で確認します。その後、ALTが待機する部屋に行って、正しく聞き取ったかどうかをチェックしてもらうという活動です。

この逆のパターンでは、生徒が自分の住む町の地図や観光地の地図などを使って、ALTを道案内します。電話を通しての道案内ですので、ジェスチャーは使えず、音に集中しなければなりません。ALTとの1対1のインタビューでは、生徒は逃げも隠れもできませんので、必死になります。ALTは新しい文法事項の導入よりも、学習の成果を確認するCategory Dの活動で活躍してくれます。

〔 Categoryの説明 〕
■Category A: 意味・構造理解
■Category B: 暗記
■Category C: 入れ替え(パターンプラクティス)
■Category D: 初めて聞くこと(L)/読むこと(R)を理解する、頭の中の言葉を言う(S)/書く(W)

 
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