食卓ではマナーが求められます。海外に行って食事をだれかとともにするときに必要な知識・マナーは、授業で体験させるとよいでしょう。
まず、家庭の食卓では、砂糖や塩などを取ってもらうとき、人の前で腕を伸ばしてはいけません。肘をついたり、皿を持ち上げたり、スープやスパゲティをすすったり、口を開けてくちゃくちゃ言わせたり、してはいけないことを劇化して見せて、何をしてはいけないのかを当てさせます。その後、ALTと2人でマナーを守って食事をしながら、会話を楽しむという練習をさせます。そして、最後は個別パフォーマンステスト。以下のような紙を渡します。
(1)「いただきます」をどう言うか考える。
(2)食事をしているふりをする。
その1: スープをいただく
その2: サラダを大皿から自分の皿に入れてもらう
その3: ドレッシングを取ってもらう
その4: スパゲティをいただく
その5: 会話を楽しむ
その6: おかわりをお願いする
(3)「ごちそうさまでした」をどう言うか考える。
次に、レストランでの会話テスト。レストランではまず、何人グループであるかを聞かれます。それからテーブルに案内され、注文をします。できれば、外国のレストランに行ったときにメニューをもらって帰るとよいでしょう。本物があると、興味津々でメニューを見ます。なければALTに頼んだり、ALTと一緒に作ったりします。ところが、今度はどんな食べ物かわからない。何を注文してよいかわからないからこそ、質問する必然性が出てきます。"What's your specialty?" とか、"What's the specialty of the house?" などと逃げる方法は最後に教えます。もちろん、生徒がそれを思いついたらすごいことなのですが。
アメリカやカナダなどで一番難しいのは、チップです。料理やサービスの質によって、15〜20%を支払いますが、時々ALTにrudeなwaiter / waitress / waitperson の役をさせるとおもしろいですよ。
(1)レストランの入り口で、ALTの先生が何か言うので答える(人数、姓など)
(2)テーブルに案内されたら、メニューを見る
(3)メニューのうちどれか1つ選び、それがどんな料理であるかを聞く
(4)注文する
(5)支払いをしたいと申し出る
(6)チップを添えて料金をテーブルの上に置いて行く
以下は、私のALTが2003年12月にメールで送ってきた授業案です。当時は、まだ "Smoking or Non-smoking?" と聞いていたんですね。最近は "Our house is smoke-free." というところが増えました。
AT A RESTAURANT...
When you enter, the hostess will ask three questions:
1. How many are in your party
2. Smoking or Non-smoking
3. Last name
1. You use eye contact or a discreet hand gesture when you would like the waiter. (No "Sumimasen!")
2. No wet towel at the beginning of meal.
3. Do not eat until everyone has received their meal.
4. Put your napkin on your lap.
5. Spoons for soup. (Do not bring bowl or plate to your mouth at any time)
6. Eat quietly; you should not "slurp" or make any other inappropriate sounds.
7. Tip the waiter.
I think with this lesson, we could do role-playing. Either a couple or a group of friends can pretend to enter a restaurant. I can be the waitress first, and then other students can try. I think it would also be good for the students to note what the Japanese etiquette is. Perhaps list the similarities and differences. Then say what their impressions are of each.
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