田尻先生
Home stayのDos and Don'ts

 私はホームステイプログラムの引率を何回かしたことがありますが、その中でいくつかのトラブルを経験しました。ホームステイゲストを受け入れる側としては、たとえ英語が十分に話せないとしても、その子がどういう子であるか、日本ではどんな生活をしているか、日本の学校はどんなシステムなのかなど、知りたいことがたくさんあります。しかし、私が引率した生徒さんの中には、英語が話せないからと言って夕食後すぐに部屋に籠もる子もいました。これでは、ホストとしては何のために受け入れたかわかりません。

 Home stayのDos and Don'ts は、have to, don't have to, must, mustn't, should, shouldn't, want to, don't want toなどを使います。ある生徒が、"We have to wash the dishes after dinner." と書いていたので、私が「have toかな?」と言ったところ、"We should wash the dishes after dinner." と書き換えました。この場合、mustやshouldは適切ですが、外的要因のために何かをしないといけないことを表すhave toはベストの表現ではありません。このように、この活動では、助動詞や助動詞句を体感するようになります。助動詞は感情を伴った表現ですので、Home stayのDos and Don'tsを考えると、助動詞が体に入り始めます。

 1. When you first meet your host family:
 2. In your room:
 3. At the dinner table:
 4. After dinner:
 5. When you want to take a bath:
 6. On holidays:

などについて、Dos and Don'tsを考えさせると、生徒はホームステイをシミュレーションします。最終的には、自分たちがホストファミリーになったとき、ゲストにどうしてほしいかを考えさせることにより、「ホームステイは、単なる旅行ではなく、日本の使節団の一員として行くのだ。」という心構えを作っていきます。

 
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